痛めた右手が非常に煩わしい。
バイクは乗れない、ペンは握れない、弓の弦は引けない、居合刀は持てない……自分にとってのストレス発散が全然出来ないこの状況が尚一層の苛立ちを募らせる。
追い打ち掛けるかの如く会社では上司の失敗を濡れ衣として着せられる有様。
所詮私は会社では最底辺の人間。
救いようのない上司の身代わりも“立派な仕事”だろう。
今は吐き出す言葉に棘どころか剃刀が付きそうである。
こういう時こそ無我・無心・無感の境地でいなければならぬのだが……。
それを実現するには何とも難しい浮世の厳しさであろうか。
私の心情風景にある樹海は深淵とした暗闇が延々と続いている。
行く先を照らすのは木々の間から差し込む微かな月明かりのみ。
地面は木々の根が隆起して足を引っ掛ける。
だが、この暗闇が逆に落ち着くし心地良い。
自分の心が壊れるか壊れないかの瀬戸際で、隙あれば深淵が心を喰らおうと口を開けているギリギリの状況が楽しくて仕方ない。
バイクは乗れない、ペンは握れない、弓の弦は引けない、居合刀は持てない……自分にとってのストレス発散が全然出来ないこの状況が尚一層の苛立ちを募らせる。
追い打ち掛けるかの如く会社では上司の失敗を濡れ衣として着せられる有様。
所詮私は会社では最底辺の人間。
救いようのない上司の身代わりも“立派な仕事”だろう。
今は吐き出す言葉に棘どころか剃刀が付きそうである。
こういう時こそ無我・無心・無感の境地でいなければならぬのだが……。
それを実現するには何とも難しい浮世の厳しさであろうか。
私の心情風景にある樹海は深淵とした暗闇が延々と続いている。
行く先を照らすのは木々の間から差し込む微かな月明かりのみ。
地面は木々の根が隆起して足を引っ掛ける。
だが、この暗闇が逆に落ち着くし心地良い。
自分の心が壊れるか壊れないかの瀬戸際で、隙あれば深淵が心を喰らおうと口を開けているギリギリの状況が楽しくて仕方ない。
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